34 シンコウジノイエ(新小路の家) 01

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東西に長い34坪の敷地は、住宅街にあり、三方を住宅に囲まれ東側は道路・公園に面しています。
「メンテナンスが楽で、家族の気配が感じられ快適に過ごせる家+公園を家に取込む」のコンセプトを基に計画は進められ、近隣の方への配慮、景観を乱さぬ様、2階建とし、1階に個室・水廻り、2階にLDK、小屋裏物置とした。外壁はシルバー色でまとめ、内部は全て真壁とし、モミの床・シナベニア・珪藻土等の材料を使用しています。内部建具は通風を考慮し、出来る限り引戸とし、閉じれば個室になり、開ければワンルームにもなることから「家族の気配」が感じられるのではないかと思います。

2005年10月竣工

所在地:延岡市
主要用途:専用住宅
構造工法:木造在来工法
規模:地上2階
延床面積:約35坪

総工費:2000万円内

施工:株式会社高見工務店

屋根:ガルバニウム鋼鈑葺き
外壁:ガルバニウム鋼鈑(ガルスパン25)
開口部:アルミサッシ(ペアガラス)

床:モミフローリング
壁:シナベニア貼、珪藻土塗
天井:シナベニア

衛生機器:TOTO
照明器具:オーデリック他

「九州の建築家とお見合いする本」掲載
※施主さんから(本より抜粋)

”建築家の出会いと依頼を決めたきっかけは?”

これまで多くの完成見学会や内覧会等に足をはこび、工務店やハウスメーカーから提案をいただきましたが、妻も私も感性をくすぐられるプランはありませんでした。敷地も狭いのでこんなものかと諦めかけていたとき、ホームページを見て永田さんにお会いしました。打ち合わせや会話から、永田さんが住み手の立場になって考える柔軟さと建築家のプライドを持たれていることを感じました。最初に提示いただいたプランで、こちらの要望がクリアされ、またシンプルな中にも繊細さが感じられ、すぐに設計をお願いしました。

”住まいづくりにあたり何を一番建築家に要望しましたか?”

開放感があり、木のあたたかさを感じながら、家族の気配をどこにいても感じられる耐震強度のある家。

”実際に住んでみての感想を一言。”

一言で言えば家に帰るのが楽しみです。開放感と木のぬくもりを感じる心地よい空間を、毎日楽しく過ごせることに感謝しています。

”永田さんてどんな人?”

サーフィン好きで明るく、仕事着はジーンズにTシャツ、靴は愛用のNB576のスニーカースタイル。
飾らない言葉は等身大で自然体。一見カジュアルな印象を受けますが、独立された今でも、師匠の教えを守り、小さなことでもひとつひとつを辛抱強く確実に積み重ねています。その温かさの中から生まれてくるアイデアは建築家としてのバランスの良さを感じました。自分を知り、自分をしっかりもっている建築家です。こちらの気づかない箇所や目に見えない箇所の仕上げにもこだわりを持ち、工務店・職人さんは大変かもしれませんが、私たちにはありがたいお仕事をしていただきました。
自然体なので話していても年齢の差は感じず、一緒にお酒を飲むと楽しいですよ。

※ご協力ありがとうございました!